「リネンをもっと楽しむために」

KOSMUの製品は自然素材100%の優しさがコンセプト。
中でもメインで取り扱っているリネンは、
インテリアや日用品として使用するのに適した、優れた特長がたくさんある素材です。

リネンという素材を良く知ることで、
暮らしの中での上手な使い方や楽しみ方がどんどん広がるはず。
こちらのページではリネンについて、特徴や気をつけたい点をご紹介しています。リネン製品をお使いの際にぜひお役立てください。

まずは「リネン」の分類を知りましょう

リネンは日本語の麻と思われるかもしれませんが、日本で言う「麻」にはいろいろな種類が含まれていて、リネンはその中のひとつである「亜麻」と呼ばれるものです。

麻の仲間は20種類近くもあって、リネンのほかにラミー(苧麻〜ちょま)や、ヘンプ(大麻草)、ジュート(黄麻)などが、よく知られています。

何からできているの?

リネン(亜麻)は、アマ科の一年草、フラックスの茎の繊維から作られた織物です。天然繊維のなかでも、コットンやウールと違って長い繊維からできているので、丈夫で長持ちするのが特徴です。
またリネンは濡らすと強度が増すので、紡糸の最後に糸を湿らせる湿式紡績という方法で糸を紡ぎます。リネン製品の原産国表記に「中国」と書かれていることが多いのは、素材を最終的に製品化する工場が中国に集中しているからです。

原材料の産地について

リネンの原材料となる植物、フラックスは、フランス北部やベルギー、リトアニア、中国など涼しい気候と豊富な水に恵まれた風土で生産されます。日本でも、北海道の一部で生産されています。
いろんな産地で生産されているリネンですが、中でもフランスのフラックスで生産されたフレンチリネンは、とても品質のいいリネン生地として有名です。

リネンの特長

麻は湿気・水をすばやく吸いとります。吸水性は綿のおよそ4倍と言われています。

コットンに比べ約2倍の耐久性があり、お洗濯にも強い素材。丈夫で長持ちします。

リネンに含まれるペクチンという成分が繊維をコーティングしているので、汚れにくい性質があります。

リネン繊維は中が空洞になっていて空気をため込む性質を持つため、保温性があります。

繊維の中が空洞になっているため、吸水・保温と同時に速乾性も高く自然乾燥でも早く乾きます。

汚れが染み込みにくく通気性も良いため、カビや雑菌の繁殖を抑えられ、清潔に使うことができます。

リネンは他の繊維より熱伝導性が高くてすぐに温まるので、ウールに勝る温かさがあります。

触った時に滑らかでケバ立ちが少なく、使うほどになじんで風合いが増してきます。

リネンの注意点

最初から数回の洗濯の間は5%~10%ほど縮みがでます。30℃以上のお湯や乾燥機は縮みやすいので避けましょう。

リネンはシワになりやすい生地です。お洗濯では脱水を短くしてパンパンとシワを伸ばしてから干しましょう。

リネンは繊維の性質上、生地の表面に節や玉状のネップができます。均一でない部分を自然の風合いとして楽しみましょう。

当店のリネン製品について

KOSMUでは、リネンを暮らしの中でお楽しみいただける、オーダーカーテンをはじめとしたファブリックインテリア、マスクなどの雑貨、自由にアレンジを楽しめる生地素材などを販売しています。
使えば使うほど、風合いが増して愛着のわいてくる、リネン。
リネンの特長やクセをよく知って、ぜひお気に入りのリネンを長く大事に楽しんでいただければと思います。

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